SBI証券のFX担保サービスで運用してみた!

こんにちは、九四八です。

今回はSBI証券でのFX運用について解説します。

 

 

FX担保サービスとは

FX担保サービスとは、証券会社で保有している株式を担保としてFXの運用資金に変えることができるというものです。
例えば、評価額100万円の株式を保有していて、評価額の70%を担保とする場合、FX口座に入金しなくても証拠金70万円分の取引を行う事ができます!
しかも、担保とした株式の配当金や優待はこれまで通り受け取ることができます。

つまり、資金効率を上げることができるんです!

SBI証券で運用する理由

 株式を担保としてFX運用出来る証券会社はSBI証券以外にもありますし、正直いってSBI証券のFX担保サービスは条件は良くないです。
条件が悪くても私がSBI証券でFX担保サービスを使う理由は、

SBI証券で株式を保有しているから

それだけです。

 

運用上のデメリット

先程、SBI証券のFX担保サービスは条件が良くないと言いました。
その理由は、

1.含み損は現金で補う必要がある
2.小ロット取引が出来ない

この2点です。

1.含み損は現金で補う必要がある

SBI証券のFX担保サービスは、SBI証券保有している株式を担保とすることで現金なしでFX取引ができるサービスですが、含み損は株式の担保ではカバーすることができません。といっても、現金不足の判定は毎日されるわけではなく月末だけなので、その時に評価額がプラスになっているか、口座の現金額が評価額のマイナスよりも多ければ問題ありません。

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ちなみに、2か月連続で月末時点の評価損益と現金の合計がマイナスになると期限までに入金しないと担保にしている株式が売却されてしまいます。もちろん、入金した現金は自分の口座の補償金に追加されるだけで、証券会社に取り上げられてしまうわけではありませんのでご安心を。

ある程度FX取引で利益を出せていればその利益分が現金となるので追加で入金する必要に迫られる可能性は低いと思います。ポジションを持ったまま暴落すれば話は別ですが。。。 

2.小ロット取引が出来ない

SBI証券のFX(SBI FXα)では基本的に1万通貨あるいは10万通貨単位での取引となります。もっとも、小ロット取引ができないことがデメリットになるのは手動トラリピとして運用する場合か、証拠金が少額の場合ですね。
ただ、SBIFXではミニ取引というものがあって、一部の通貨ペアは通常の取引単位の10分の1の通貨量で取引することができます。クロス円のメジャー通貨のみなのでニッチな取引がしたい方は合わないと思います。
ドル円はミニ取引の対象外なのでSBIでの手動トラリピは豪ドル円で運用しています。

 

1ヵ月の運用実績

実際に1ヵ月間運用してみた結果を公開します。
運用方法は、ミニ豪ドル円(1000通貨取引)での手動トラリピと、メキシコペソ円(10万通貨単位)のスイングトレードです。

・ミニ豪ドル/円・・・実現損益3,603円
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・メキシコペソ/円・・・実現損益43,500円、実現スワップ2,500円
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1ヵ月間の総合計損益は49,603円でした!
株式の担保評価額がおおよそ50万円程度なので、月利9.9%!
十分な運用成績だと思います。

まとめ

・株式を担保にしてFXの証拠金にすることができる。
・月末には含み損をカバーできるだけの現金を口座に入れておく必要がある。
・1ヵ月運用した結果、月利約10%の実績になった。

以上です!