代用有価証券、売ったらどうなる?

こんにちは、九四八(くしゃ)です!

代用有価証券FX、やってますか?
保有している株式をFXの証拠金に充てられるシステム、便利ですよね。
でも、株価が上がって利確したいと思う時ないですか?
今回は、担保にしている株を売却したらどうなるのか?について、実際にやってみた結果を書いています。

 

 ・代用有価証券FXとは

代用有価証券FXとは、保有している株式を担保としてFXの証拠金に充当するというものです。
メリットは資金効率を上げられること。株式とFXでそれぞれ現金を用意することなく株&FXの運用が行えます。
デメリットはFXがロスカットされた際、担保としている株式が自動的に売却されてしまうこと。通常のFXではロスカットされると口座に入金した現金を失いますが、代用有価証券FXでは現金の代わりに株式を失います。

代用有価証券FXはどの証券会社でも行えるわけではなく、証券会社によっては、代用有価証券は株式の信用取引のみに対応していてFXでは利用できない場合もあります。
また、代用有価証券FXが行える証券会社でもサービス内容に差があり、評価損も代用有価証券の評価額で賄えるパターンと、評価損は現金で支えなければならないパターンがあります。

私が運用しているSBI証券では評価損は現金で支える必要があります。

 

・売却するとどうなるのか

代用担保としている株式を代用のまま売却するとどうなるのか、公式のQ&Aにはこうありました↓

f:id:kusya-fx:20201123155846p:plain

日本語難しい(;´・ω・)
読み解いてみると、売却額のうち「代用評価相当額」が証券口座からFX口座に自動的に振り替えられるということのようです。

この説明ではわかりにくいので、先日、保有していた株式の一部がそこそこの含み益となったので、1単元売却してみました。

f:id:kusya-fx:20201123161217p:plain

約定金額155,500円-税金2,905円=入金額152,595円となります。
SBI証券と連動している、SBI銀行のハイブリッド預金口座の入金履歴を見てみると、

f:id:kusya-fx:20201123162204p:plain

47,980円が入金されていました。
一方、FX口座のほうを確認してみると、

f:id:kusya-fx:20201123162258p:plain

104,615円が入金されていました。

47,980円+104,615円=152,595円となり、理論値と一致しました。(当然ですが)

 

というわけで、代用担保としている株式を代用解除せずに売却すると、売却額は証券口座とFX口座に分けて入金されるようです。
ということは、株式売却後の現金を次の株式購入のための資金とする場合はFX口座に入金された分を手動で証券口座に移す必要があるのですね。

 

・まとめ

代用有価証券FXに使用している株式はそのまま売却することが可能です。その都度代用を解除する必要がないので売り時と思ったらすぐ売却することができるので安心ですね。
ただし、売却した代金は一部FX口座に入金されるので、新たに購入する株式の代金に充てたい場合は自分でFX口座から証券口座に振替える必要があります。

株式の売却益+配当金+為替利益で資金をぐるぐる回して資産形成していきましょう!

 

 

 代用有価証券FXをやってみた記事はこちら↓

kusya.hateblo.jp